磁気流体シミュレーションによる原始星近傍のダスト粒子の運動調査
氏名:高棹真介
所属:大阪大学大学院理学研究科宇宙地球科学専攻
概要:ダストは惑星の種に相当し、惑星形成の観点から原始惑星系円盤でのダストの運動は長年研究されている。これまで1au以遠におけるダストの運動が精力的に調べられてきたが、原始星近傍の高温ガスで凝結したとされるダスト粒子の形成場所や輸送過程はよくわかっていない。星近傍の強い磁場によるダスト軌道を調査するため、我々は3次元磁気流体シミュレーションを用いてガスと共に運動するダストの軌道進化とダストの感じるガスの物理量を調査した。その結果、ダストが円盤風として飛ばされる様子やダストの感じるガス圧変動の様子をとらえることができるようになった。
論文掲載,発表実績:
(その他)
- Shinsuke Takasao, "Impacts on stellar scale processes on disk evolution", Mar. 19, 2024, Tohoku University
Posted : 2024年03月31日