氏名：山本 大輔¹，森田 克洋²

所属：日本大学 文理学部¹，東京理科大学創域理工学部²

概要：光格子SU(6)原子気体の成分数インバランスを誘起する光の強度と温度の関数として系のエントロピーを計算するために、有限温度Lanczos法を用いた数値計算を行った。その結果、成分数の偏りに伴うエントロピーの低下を定量化することができ、強相関電子系の量子シミュレータとしての冷却原子気体の高効率な冷却法の提案に繋がった。

 

論文掲載,発表実績:
（学術雑誌掲載論文）

• Daisuke Yamamoto and Katsuhiro Morita, “Engineering of a Low-Entropy Quantum Simulator for Strongly Correlated Electrons Using SU(N)-Symmetric Cold Atom Mixtures”, arXiv:2311.08014 (accepted for publication in Physical Review Letters).

 

（国内研究会等発表論文）

• 山本大輔，“SU(N)磁性と冷却原子量子シミュレータ”，極限宇宙ワークショップ～実験と理論の協奏に向けて：固体物質系から量子・冷却気体系まで，東大駒場キャンパス，東京，2023年5月16日（招待講演）