歯科診療空間の空気質シミュレーション
氏名:南部恵理子、野﨑一徳
所属:大阪大学歯学部附属病院
概要:歯科診療室における空気の滞留の評価を、CFDシミュレーションによって可視化することを目的として研究を行った。方法として、CADソフトにて製作した歯科診療室個室の三次元形状を元に、Star CCM+を用いて、歯科診療室内の自然換気および空調稼働時の気流を可視化した。その結果、空調機器を稼働させることによって、歯科診療室内の気流に影響を与え、換気効率が向上することが明らかとなった。現在は、や局所換気装置を稼働することによって室内全体の空気齢の値が低くなり、換気効率が向上することを明らかとした。現在は、歯科診療で発生する粒子の飛散の様子の可視化を目的として、歯科診療空間を再現した実験空間の三次元形状上で、Star-CCM+にて粒子シミュレーションを実施している。
論文掲載,発表実績:
(その他)
- Eriko Nambu, Kazunori Nozaki, Kazuma Kokomoto and Mikako Hayashi, “Effect of Push-Pull HEPA Filters on Air Age in a Dental Treatment Room”, Sydney, July. 2023.
Posted : 2024年03月31日