オープンソースの数値厳密対角化法による有効模型ソルバーパッケージです。広汎な多体量子系の有効模型(多軌道ハバード模型、ハイゼンベルグ模型、近藤格子模型など)の基底状態及び低励起状態や励起スペクトル、有限温度における熱力学量を並列計算により求めることができます。公式サイトはこちらをご参照ください。
HΦの実行は、バッチリクエストによる処理のみ許可しております。ジョブスクリプト例と、ジョブ実行方法について以下で解説いたします。
ジョブスクリプトの作成
以下の例は4MPIプロセス x 8スレッド(1ノード使用)でHΦを実行する場合のジョブスクリプトです。
ファイル名に特に指定はありませんが、本項ではhphi.shとしています。
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#!/bin/bash #PBS -q SQUID #PBS -l cpunum_job=76 #PBS --group=<グループ名> #PBS -l elapstim_req=01:00:00 #PBS -b 1 #PBS -v OMP_NUM_THREADS=8 module load BaseApp module load HPhi/3.4.0 cd $PBS_O_WORKDIR mpirun ${NQSV_MPIOPTS} -np 4 HPhi -s stan.in |
ジョブスクリプトのその他の行についてはこちらをご参照ください。
実行方法
作成したジョブスクリプトを投入します。
% qsub hphi.sh
投入したジョブの状況確認方法はこちらです。
実行が終了すると、結果ファイルに計算結果が出力されます。