SQUIDではファイルシステムとして、HDD 20.0PB、SSD 1.2PBのストレージを提供しています。
ファイルシステムは「home領域」「work領域」「高速領域」に分かれており、標準でユーザ毎にhome領域:10GB、グループ毎にwork領域:5TBを割り当てています。高速領域を利用する場合や、work領域を5TBを以上利用する場合は、別途有償のオプションにお申し込みください。
 

home領域

HDDのストレージで、SQUIDを利用している全員に割り当てられる領域です。1アカウントにつき10GBの領域を割り当てており、各利用者のホームディレクトリ(ログイン時のカレントディレクトリ)となります。拡張は出来ませんのでご注意ください。
 

ファイルパスは下記のようになっております。

/sqfs/home/(利用者番号)

例えば、利用者番号"user001"の方は/sqfs/home/user001がホーム領域となります。
 

work領域

HDDのストレージで、SQUIDを利用している全員に割り当てられる領域です。1グループ(1申請)につき5TBの領域を割り当てております。ストレージ追加オプションにお申込みいただくことで、容量の拡張が可能です。
 

ファイルパスは下記のようになっております。

/sqfs/work/(グループ名)/(利用者番号)

例えば、利用者番号"user001"、グループ名"G00001"の方は/sqfs/work/G00001/user001がwork領域となります。グループ名が不明な場合は、groupsコマンドを実行することで確認可能です。
 
※groupsコマンドの実行例

    % groups
    ocean G12345
    (一般利用者の場合、oceanの後にグループ名が表示されます)
     
    % groups
    hpci hp12345
    (HPCI利用者やJHPCN利用者の場合、hpciの後にグループ名が表示されます)
     

    % groups
    hpci hp12345 jh67890 G34567
    (複数のグループや課題に参加している場合は、全て表示されます)
     

 

グループ名配下の領域は、グループに所属するユーザであればファイルの設置や新規ディレクトリの作成などを自由に行うことが可能です。グループ内でのファイルの共有などにご活用ください。
 

高速領域

SSDのストレージで、home領域やwork領域よりも高速なI/Oが可能です。利用する場合は、ストレージ追加オプションにお申し込みください。
 

ファイルパスは下記のようになっております。

/sqfs/ssd/(グループ名)/(利用者番号)

例えば、利用者番号"user001"、グループ名"G00001"の方は/sqfs/ssd/G00001/user001が高速領域となります。自身のグループ名は「groups」コマンドで確認可能です。
 

グループ名配下の領域は、グループに所属するユーザであればファイルの設置や新規ディレクトリの作成などを自由に行うことが可能です。グループ内でのファイルの共有などにご活用ください。
 

ディスク使用量の確認方法

    usage_viewコマンドをご利用ください。自分が所属するグループ及び、グループに所属するユーザの、共有利用で利用したノード時間とwork領域のディスク使用量を表示します。
    詳細は下記をご覧ください。
    利用状況の確認方法

 

注意事項

    SQUIDのファイルシステムは、サイバーメディアセンターの教職員およびSQUIDの運用ベンダである日本電気株式会社が細心の注意のもと運用を行なっております。しかし、本センターではファイルシステムのバックアップを行なっておりませんので、システムの障害、不慮の事故、天災等により、データが失われる可能性があります。その際、本センターでは責任を負いかねますので、必要なファイルについてはご自身でバックアップをお願いいたします。