並列プログラミング入門(MPI)
概要
本講習会では一般的なMPIによる並列プログラミングの基礎と利用をFortran を用いた実習により説明します。
スーパーコンピュータを1週間自由に使える「無料お試しアカウント」付きです。
MPIとは
MPIとは、分散メモリ並列処理におけるメッセージパッシング(複数のプロセス間でデータをやり取りするために用いるメッセージ通信操作)の標準規格のことです。
ノード間をまたがる並列化が可能となるため、その分大きなメモリ空間が利用可能になります。ただし、ユーザ自身で処理の分割やノード間の通信を指示する必要があるため、プログラミングの負担がやや大きくなります。
SX-ACEを利用する場合、MPIより簡易なノード間並列手法として「HPF」を用意しております。
こんな方におすすめです
- プログラムを高速化/並列化したいが、その方法がわからない方
- Unix の基礎知識(基本的なコマンドやemacs,viなどのエディタが使える)がある方
- C, Fortran によるプログラム経験がある方
※実際にターミナル上でプログラムの編集、実行などを行います。
受講に当たってのご注意
講習会では実習を行いますので、ネットワークに接続可能なノートPCを必ずお持ちください。
また、ターミナルソフト(TeraTermなど)を使用しますので、あらかじめインストールをお願いいたします。
参考情報
MPI利用方法(SX-ACE)
HPF利用方法(SX-ACE)
MPI利用方法(VCC)
MPI利用方法(OCTOPUS)
講習会資料
SX-ACE並列プログラミング入門(MPI)(pdf)
SX-ACE並列プログラミング入門(MPI)演習補足資料(pdf)
開催日 :6月25日(火) 10:00 - 16:30
講師 :日本電気(株)
開催場所:サイバーメディアセンター本館 2階中会議室(吹田キャンパス)
種類 :座学、実習
定員 :15名
申込締切:6月24日(月) 17:00
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