2023年度末メンテナンスに伴う SQUIDのソフトウェア アップデート内容について
SQUID
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以下のとおり、ソフトウェアのアップデートを実施しました。
汎用CPUノード群 | GPUノード群 | ベクトルノード群 | |
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コンパイラ | Intel one API 2023.0→2023.2 | NVIDIA HPC SDK 22.11→23.11 | NEC SDK 5.0.0→5.2.0 |
通信ライブラリ | intelMPI 2021.8.0→2021.10.0 | OpenMPI 4.1.4→4.1.5 | NEC MPI 3.2.0→3.6.0 |
最新環境をご利用いただく場合は、以下のように実行してください。
module load BaseCPU/2024→汎用CPUノード群向け(Intelコンパイラ)
module load BaseGCC/2024→汎用CPUノード群向け(GNUコンパイラ)
module load BaseGPU/2024→GPUノード群向け
module load BaseVEC/2024→ベクトルノード群向け
実行時エラーとなる場合、上記環境にて再コンパイルをお願いいたします。
OCTOPUSから移行したデータについて
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2023年度OCTOPUSをご利用中で、2024年度SQUIDの利用申請を実施いただいた方を対象にSQUIDからOCTOPUSへデータ移行を実施しております。
移行先のディレクトリ(SQUID) |
/octfs/work /octfs/home |
---|
データ移行に伴いusage_viewコマンドにおいて、表示結果の不具合が発生しております。詳細は以下をご参照ください。
gccについて
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gcc11をインストール済みです。
gccのデフォルトバージョンは8.5となっておりますので、
gcc11をお使いの場合は、以下のようにモジュールロードしてご利用ください。
$ module load /system/apps/env/gcc/Compiler/gcc/11.4.0
ベクトルノードでのQuantum Espresso利用について
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これまでベクトルノードでのQuantum Espresso利用時は以下のように 「”(ダブルクオート)」で囲み実行いただいておりましたが、「”(ダブルクオート)」が不要になりました。
mpirun -version /opt/nec/ve/bin/mpisep.sh ${LM} "-np 80 -npool 2 -nband 1 -ntg 1 -ndiag 4 -input ausurf.in"
↓
mpirun -version /opt/nec/ve/bin/mpisep.sh ${LM} -np 80 -npool 2 -nband 1 -ntg 1 -ndiag 4 -input ausurf.in
QuantumESPRESSO利用方法の詳細については以下を参照ください。
AVSについて
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Xsever、Xclientのバージョンの相性で起動時にOpenGLのエラーが発生する場合がございます。
その場合、エラーを解消するためにOpenGLの利用をオフにする「-nohwオプション」を指定いただくようにお願いいたします。
パラメトリックリクエストのサブリクエストについて
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バッチサーバ上で生成されるサブリクエスの上限を100→500に変更いたしました。
GPUのLAMMPSについて
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GPU版LAMMPSをリリースし、GPUノードでLAMMPSをご利用いただけるようになりました。
LAMMMPSの 利用方法 / バージョンの詳細については以下を参照ください。
IDL9.0について
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IDL9.0をご利用いただけるようになりました。
*従来インストールされていたIDL8.8同時起動可能であることを確認済みです。
IDL9.0をお使いの場合は、以下のようにモジュールロードしてご利用ください。
$ module load BaseApp/2024
$ module load IDL/9.0
$ idlde
Posted : 2024年04月17日