直接撮像法による若い恒星周りの太陽系外惑星探査、および気球搭載型遠赤外線干渉計望遠鏡の開発

 

氏名:須藤 淳

所属:大阪大学 理学研究科 宇宙地球科学専攻

概要:SEEDS (Strategic Exploration of Exoplanets and Disks with Subaru)プロジェクトによる太陽系外の巨大ガス惑星の探査、および気球搭載遠赤外線干渉計FITE(Far-Infrared Interferometric Telescope Experiment)の開発。
内容:すばる望遠鏡を用いて年齢が1億年程度の恒星を撮像観測したデータを解析した。また、開発中のFITE構体の強度を計算するため構造解析を行なった。
結果:2009年10月から2015年1月までで40天体を観測し褐色矮星を3つ(うち1つは新規発見)を発見した。また、FITEは2018年5月のオーストラリアでの打ち上げに向けて開発を進めている。

 

論文掲載,発表実績:
(学術雑誌掲載論文)

  • Mihoko Konishi, Taro Matsuo, Kodai Yamamoto, Matthias Samland, Jun Sudo, Hiroshi Shibai, Yoichi Itoh, Misato Fukagawa, Takahiro Sumi, et al., “A Substellar Companion to Pleiades HII 3441”, Publications of the Astronomical Society of Japan, Vol.68, No.6, 92, Dec. 2016
  • Kodai Yamamoto, Taro Matsuo, Hiroshi Shibai, Yoichi Itoh, Mihoko Konishi, Jun Sudo, Ryoko Tanii, Misato Fukagawa, Takahiro Sumi, et al., “Direct Imaging Search for Extrasolar Planets in the Pleiades”, Publications of the Astronomical Society of Japan, Vol.65, No.4, 90, Aug. 2013

 

(著書)

  • 松尾太郎・OCメンバー、”若い散開星団および運動星団内の惑星および褐色矮星の探査”、日本天文学会、2016年3月、天文月報109-4号SEEDS特集内の一記事

 

(その他)

  • 芝井 広、”遠赤外線干渉計FITE フライト計画”、 日本天文学会(北海道大学)、2017年9月

 




Posted : 2018年03月01日