水の誘電緩和の時空間構造解明
氏名:岩下拓哉
所属:大分大学 理工学部 共創理工学科 自然科学コース
概要:水の誘電緩和スペクトルは、水分子のダイナミクスを解明する上で重要な手法でる。水の誘電緩和スペクトルは、水分子の配向緩和ダイナミクスに起因しており,10ps領域にデバイピークをもつのが典型的な特徴である。このデバイピークの微視的起源は未だに議論がなされている。本研究では、デバイピークの起源を調べるために、古典分子動力学シミュレーションデータから配向緩和の時間空間相関を計算し、相関時間や相関距離を見積もった。
論文掲載,発表実績:
(国内研究会等発表論文)
-
実空間で視る液体の原子レベルダイナミクス
岩下 拓哉
東京大学物性研究所短期研究会「ガラス転移と関連分野の最先端研究」 2018年5月11日 -
ガラスと液体の素励起に関する物理
岩下 拓哉
日本物理学会領域10 第28回 格子欠陥フォーラム 「格子欠陥研究における理論・実験・計算の最前線」 2018年9月7日 -
計算機シミュレーションによる液体・ガラスの物性研究
岩下 拓哉
東北大学金属材料研究所 スパコンプロフェッショナルNo.16 2018年10月19日
Posted : 2019年03月29日