プログラムの実行は、フロントエンドノードからSQUIDにバッチリクエストを投入して行います。ソースコードの作成、実行モジュールの生成といった作業は、原則としてフロントエンドノードで行います。本ページでは、フロントエンドノードの構成や、利用する際に知っておくべき設定やコマンドの使い方について解説します。
 

構成

SQUIDのフロントエンドノードは下記の構成となっております。

HPCフロントエンド HPDAフロントエンド
プロセッサ Intel Xeon Platinum 8368(2.4 GHz/38コア) 2基
OS Red Hat Enterprise Linux 8.2(64bit)
主記憶容量 256 GB 512 GB

 

シェルについて

ログインシェルとしてbashが設定されており、各ページでもbashを中心とした説明になっております。
ログイン後に各種シェルに変更することは可能ですが、ログインシェルを変更することは出来ませんので、あらかじめご了承ください。
 

    初期設定ファイル

    ~/.bash_profile は、ログイン時に実行される設定ファイルです。ログイン時に必ず読み込まれますので、起動時に実行したいコマンドをemacs等のエディタを使ってこのファイルに記述しておきます。このファイルの中には、path等の環境変数の設定やaliasなど、個人の環境に合わせるコマンドを入れておくと便利です。
    ※ ~/ : ホームディレクトリの事
     

プログラムの実行について

フロントエンドノードでは原則としてプログラムの実行を禁止しております。
ソースコードやスクリプトの作成、コンパイルの実行などにのみご利用ください。長時間実行されているプロセスを発見した場合、実行の途中でも終了させていただく場合がありますので、ご注意ください。
 

UNIXコマンドについて

フロントエンドノードでは、CUI(Character User Interface)画面にUNIXコマンドを入力することで、ファイル操作、エディタでの編集、ジョブ投入などを行います。コマンドは、コマンド名、それに続くオプションや引数で構成されており、操作毎にそれぞれを指定します。プログラム(ソースコード)編集に使用するエディタも、コマンドを入力することで起動できます。

% COMMAND [オプション] [引数] (この後、必ずEnterキーを入力)
% cp –r /home/src ./work (例)

 

    よく使われるコマンド一覧

    コマンド名 動作
    ファイル操作系コマンド ls ファイル・ディレクトリの一覧表示
    cd 作業ディレクトリを引数で指定したディレクトリに移動
    mkdir ディレクトリの作成
    rm ファイルの削除
    cp ファイルのコピー
    mv ファイルの名称変更・移動
    ファイル閲覧コマンド cat ファイル内容を表示
    more ファイルの内容をページごとに表示
    less moreの高機能版
    エディタ emacs emacs エディタ起動
    vi vi エディタ起動

     

    コマンドの詳しい説明は、manコマンドにて確認できます。

    % man コマンド名
    % man ls  (Enter)

     
     

その他注意事項

フロントエンドノードでは、多くの皆様が快適に利用できるよう、10日以上アイドル状態のログインアカウントは、利用者に通知することなく切断しておりますので、ご注意ください。