PHASE/0は、密度汎関数理論に基づく擬ポテンシャル法による平面波基底の第一原理電子状態計算プログラムです。全エネルギー、電荷密度分布、電子の状態密度、バンド構造、安定な原子構造などの計算ができます。公式サイトはこちらをご参照ください。
Phase/0実行は、ベクトルノード群でのバッチリクエストによる処理のみ許可しております。ジョブスクリプト例と、ジョブ実行方法について以下で解説いたします。
ジョブスクリプトの作成
以下の例は8 VE(ベクトルノード:1ノード)でPhase/0を80MPIプロセスで実行する場合のジョブスクリプトです。
ファイル名に特に指定はありませんが、本項ではphase0.shとしています。
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#!/bin/sh #PBS -q SQUID #PBS --group=【グループ名】 #PBS -l elapstim_req=00:10:00 #PBS --venode=8 #PBS -T necmpi module load BaseApp module load PHASE0/2020.01 export NMPI_SEPSELECT="3" export NMPI_PROGINF="DETAIL" export VE_PROGINF="DETAIL" export VE_ACC_IO="1" cd $PBS_O_WORKDIR echo "Start at `date`" export LM=`which phase` mpiexec -venode -np 80 ${LM} echo "End at `date`" |
ジョブスクリプトのその他の行についてはこちらをご参照ください。
実行方法
作成したジョブスクリプトを投入します。
% qsub phase0.sh
投入したジョブの状況確認方法はこちら。
実行が終了すると、結果ファイルに計算結果が出力されます。