更新日時:2024年04月23日 / mdxⅡ
「mdxⅡ(データ活用社会創成プラットフォーム基盤高度化システム)」は、通常計算ノード群(Red Hat OpenStack Platform)、相互運用ノード群(VMware vSphere)、ストレージ群から構成され、430.08 TFLOPSの総理論演算性能を有しています。各資源は仮想マシンによって提供されます。
mdxIIは、データ活用社会創成プラットフォーム協働事業体の構成機関で運用しています。
詳細はこちらをご覧ください。
システム構成
総演算性能 | 430.08 TFLOPS | ||
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ノード構成 | 通常計算ノード群 54 ノード (387.072 TFLOPS) |
・CPU:Intel Xeon Platinum 8480+ プロセッサー (2.0 GHz 56コア) 2基 ・理論演算性能(1ノード当たり):7.168 TFLOPS ・主記憶容量:512GB ・補助記憶容量:960GB |
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相互運用ノード群 6 ノード (43.008 TFLOPS) |
・CPU: Intel Xeon Platinum 8480+ プロセッサー (2.0 GHz 56コア) 2基 ・理論演算性能(1ノード当たり): 7.168 TFLOPS ・主記憶容量: 512GB ・補助記憶容量: 960GB |
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ストレージ群 | Lustreファイルストレージ |
DDN ExaScaler ・有効利用容量:NVMe 553.24TB |
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オブジェクトストレージ |
Cloudian HyperStore ・有効利用容量:432TB |
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ノード間接続 | 200GbE Ethernet |
仮想マシン
例)100CPUパックの申請でCPU:100仮想コア/メモリ:200GBをご利用いただけます。
*1仮想コアは0.5物理コアに相当。
CPUパック | |
CPUコア数 | 1仮想コア |
メモリ | 2GB |
理論演算性能(1仮想コアあたり) | 約 32 GFLOPS |
1仮想マシンに割当可能な最大パック数 | 224パック(224仮想コア) |
更新日時:2020年11月25日 / SQUID
「SQUID(Supercomputer for Quest to Unsolved Interdisciplinary Datascience)」は、汎用CPUノード群、GPUノード群、ベクトルノード群、大容量ストレージから構成され、16.591 PFLOPSの総理論演算性能を有するスーパーコンピュータです。
システム構成
総演算性能 | 16.591 PFLOPS | ||
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ノード構成 | 汎用CPUノード群 1,520 ノード(8.871 PFLOPS) |
プロセッサ:Intel Xeon Platinum 8368 (Icelake / 2.40 GHz 38コア) 2基 主記憶容量:256GB |
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GPUノード群 42 ノード(6.797 PFLOPS) |
プロセッサ:Intel Xeon Platinum 8368 (Icelake / 2.40 GHz 38コア) 2基 主記憶容量:512GB GPU:NVIDIA A100 8基 |
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ベクトルノード群 36 ノード(0.922 PFLOPS) |
ベクトルホスト(Vector Host) | AMD EPYC 7402P (2.8 GHz 24コア) 1基 主記憶容量:128GB |
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ベクトル エンジン(Vector Engine) |
NEC SX-Aurora TSUBASA Type20A(10コア) 8基 主記憶容量:48GB |
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ストレージ | DDN EXAScaler (Lustre) | HDD:20.0 PB NVMe:1.2 PB |
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ノード間接続 | Mellanox InfiniBand HDR (200 Gbps) |
利用方法
Gallery
ニュース
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SQUIDを利用して得られた研究成果を含む論文もしくは、SQUIDに関連する論文を執筆される際は、以下の論文を引用ください。
Supercomputer for Quest to Unsolved Interdisciplinary Datascience (SQUID) and its Five Challenges -
2022年9月30日 Intel社のWEBサイトにSQUIDの記事が掲載されました。
Osaka University CMC Enables Large-Scale Research
SQUID opens new doors to national and global scientific collaboration with a heterogeneous architecture - 2022年9月 SQUIDを利用した取り組みが、日経Leaders Visionの特集記事 「スパコンは激甚災害から国を救うインフラに〜実稼働した津波浸水被害推計システムの真価〜」 で紹介されました。
- 2021年12月28日 サイバーHPCジャーナルNo.11にて特集記事「高性能計算・データ分析基盤システム(SQUID:Supercomputer for Quest to Unsolved Interdisciplinary Datascience)~わが国の学術・産業の発展を支える研究基盤の実現に向けて~」[DOI:10.18910/87667]を公開しました。
- 2021年12月15日-27日で開催された大学ICT推進協議会(AXIES) 2021年度年次大会の投稿論文 大阪大学のデータ集約基盤ONION を公開しました。
- 2021年7月16日開催の「DDN Japan User Forum 2021」で、本センターの伊達 進 准教授がSQUIDおよびデータ集約基盤ONIONの事例を紹介しました。
- 2021年7月9日のオラクルエンジニア通信でSQUIDが紹介されました。詳細はこちらをご参照ください。
- 汎用CPUノード群が2021年6月付のTOP500において67位、HPCGにて54位、Green500にて57位となりました。
- 2021年5月25日にSQUIDのお披露目を実施しました。詳細はこちらをご参照ください。
- 2021年5月10日より新規利用者向けに、SQUID無料お試し利用の募集を開始しました。詳細はこちらをご参照ください。
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2021年5月6日よりSQUIDを稼働開始しました。また、以下のプレスリリースを行いました。
大阪大学 サイバーメディアセンター、NEC が納入したクラウド連動型 HPC・HPDA 用 新スーパーコンピュータシステムSQUID(スクウィッド) を 2021年5月から稼働開始 - 2021年4月6日(米国時間)Intel社より、第3世代Xeon Scalable Processor (Ice Lake)が発表されました。汎用CPUノード、GPUノードには、この第3世代Xeon Scalable ProcessorであるIntel Xeon Platinum 8368 (38コア, 2.40 GHz)が2基搭載されます。下記のサイトで本プロセッサのことがわかります。(大阪大学のことも紹介されています。)
Intel社のイベント(How Wonderful Gets Done 2021)
Supermicro社のプレスリリース
HPCWire - SX-ACEからSQUIDへのデータ移行と無料お試し利用について(既存利用者向け)
- SQUIDラックデザインコンテスト(終了済)
- SX-ACEで実行しているプログラム・アプリケーションをSQUID ベクトルノード群(SX-Aurora TSUBASA)へ移行するために、現時点でご準備いただける内容を公開しました。
SX-Aurora TSUBASA移行にあたっての注意点 - 2020年12月14日開催の第20回PCクラスタシンポジウムで、株式会社データダイレクト・ネットワークス・ジャパン 橋爪様よりSQUIDの事例をご紹介いただきました。
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2020年11月25日にSQUIDのプレスリリースを行いました。
SQUIDを2021年5月から稼働 -インテル、NVIDIA、DDN、クラウディアン、日本オラクルらと協働し実現-
更新日時:2016年10月15日 / ONION
ONION(Osaka university Next-generation Infrastructure for Open research and open InnovatioN)とは、SQUIDと連携しているデータ集約基盤です。SQUIDのファイルシステムEXAScaler、WEBストレージサービスONION-file、オブジェクトストレージ ONION-objectで構成されています。
ONIONを活用することで、利用者のみなさまの環境とスーパーコンピュータ間のデータ移動が簡単になります。また、SQUIDやOCTOPUSのアカウントを持っていない海外や企業の共同研究者の方と即座に計算結果を共有する、スマートフォンからデータ操作をするといったことができるなど、様々な利用方法が考えられます。もちろん、研究室の研究データの保存・共有などにもお使いいただけます。
以下の論文にて導入背景やシステム構成、機能の詳細について説明しています。是非ご参照ください。
大阪大学のデータ集約基盤ONION
利用のお申し込み
ONION-objectはSQUIDとは別にお申し込みが必要となります。サービス概要や利用のご相談・お申し込みは、こちらのページをご参照ください。
※SQUIDおよびONION-objectの利用料金はこちらをご参照ください。なお、ONION-objectは「ONION(オブジェクトストレージ)」と表記しております。
システム構成
EXAScaler
以下の操作が可能です。
・データの保存、閲覧、移動、削除
・SQUID計算ノードからのデータ入出力
・SFTP、S3に対応したクライアントソフトからのデータアクセス
実効容量(HDD) | 20 PB |
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実効容量(NVMe) | 1.2 PB |
最大合計inode数 | 約 88 億個 |
最大想定実効スループット(HDD) | 160 GB/s 以上 |
最大想定実効スループット(NVMe) | Write : 160 GB/s 以上 Read : 180 GB/s 以上 |
ONION-file
WEBブラウザを通して全ての操作・設定が可能です。初期状態ではEXAScaler上のSQUID home領域のみが連携されていますが、WebDAV、SFTP、S3に対応した任意の外部ストレージを連携可能です。(例えばOCTOPUSのwork領域、後述のONION-objectも連携可能です)
連携したストレージに対しては、WEBブラウザから以下の操作が可能です。
・データの保存、閲覧、移動、削除
・アクセス用URLを発行し、SQUIDやONIONを使用していない方に対してデータを公開する、あるいはデータを置いてもらう
ONION-object
SQUIDやOCTOPUSと独立したAWS S3互換のオブジェクトストレージとなっており、外部のクラウドや、S3 対応ストレージとの相互のデータ交換を容易に行うことができます。サービス概要や利用のご相談・お申し込みは、こちらのページをご参照ください。
以下の操作が可能です。
・データの保存、閲覧、移動、削除
・S3 APIでのオブジェクト・バケット操作(一部はWEBブラウザからの操作にも対応しています)
実効容量 | 950 TiB ※順次拡張予定 |
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データ保護方式 | イレイジャー・コーディング※ (データチャンク:4+パリティチャンク:2) |
※イレイジャー・コーディングとは
- データを4KB単位のブロックサイズに分割し保存します。ONION-objectでは4つのデータチャンクと2つのパリティチャンクに保存します。
- 大きなデータを容量効率良く保存するアーカイブ用途に向いています。
- 符号化処理を毎回行うため、更新が頻発する利用には不向きです。
注意事項
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SQUIDに合わせて試験導入中のONION-objectは、サイバーメディアセンターの教職員およびSQUIDの運用ベンダである日本電気株式会社が細心の注意のもと運用を行なっております。しかし、本センターではファイルシステムのバックアップを行なっておりませんので、システムの障害、不慮の事故、天災等により、データが失われる可能性があります。その際、本センターでは責任を負いかねますので、必要なファイルについてはご自身でバックアップをお願いいたします。また、本システムは、大学での予算措置がなされない場合2026年4月末でサービス終了予定となっており、更新の計画は未定です。
利用方法
ONIONの利用方法
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