フロントエンドノードは「Express5800/R120e-2M」という機種になります。
CPU:intel Xeon E5-2670v2
メモリ:48GB
OS:RedHat Enterprise Linux 6.4
プログラムの実行は、フロントエンドノードからスーパーコンピュータやPCクラスタにバッチリクエストを投入して行います。ソースコードの作成、実行モジュールの生成といった作業は、原則としてフロントエンドノードで行います。
本ページでは、フロントエンドノードを利用する際に、知っておくべき設定やコマンドの使い方について解説します。
シェルの種類
標準ではcshが設定されており、本ページでもcshを中心とした説明となっております。
その他にもbashが利用可能ですが、ログインシェルとして設定することはできません。
初期設定ファイル
~/.cshrc は、ログイン時に実行される設定ファイルです。ログイン時に必ず読み込まれますので、起動時に実行したいコマンドをemacs等のエディタを使ってこのファイルに記述しておきます。
このファイルの中には、path等の環境変数の設定やaliasなど、個人の環境に合わせるコマンドを入れておくと便利です。
※ ~/ : ホームディレクトリの事
~/.cshrcの記述例
※先頭が#の行は、コメント行になります
set path=($path /add/new/path)
# ↑ 環境変数PATH に 新しいディレクトリパス‘/add/new/path’を追加
alias la ‘ls –a’
# ↑ alias を設定
プログラムの実行について
フロントエンドノードでは原則としてプログラムの実行を禁止しております。
ソースコードやスクリプトの作成、コンパイルの実行などにのみご利用ください。長時間実行されているプロセスを発見した場合、実行の途中でも終了させていただく場合がありますので、ご注意ください。
UNIXコマンドについて
フロントエンドノードでは、CUI(Character User Interface)画面にUNIXコマンドを入力することで、ファイル操作、エディタでの編集、ジョブ投入などを行います。コマンドは、コマンド名、それに続くオプションや引数で構成されており、操作毎にそれぞれを指定します。プログラム(ソースコード)編集に使用するエディタも、コマンドを入力することで起動できます。
% COMMAND [オプション] [引数] (この後、必ずEnterキーを入力)
% cp –r /home/src ./work (例)
よく使われるコマンド一覧
コマンド名 | 動作 | |
---|---|---|
ファイル操作系コマンド | ls | ファイル・ディレクトリの一覧表示 |
cd | 作業ディレクトリを引数で指定したディレクトリに移動 | |
mkdir | ディレクトリの作成 | |
rm | ファイルの削除 | |
cp | ファイルのコピー | |
mv | ファイルの名称変更・移動 | |
ファイル閲覧コマンド | cat | ファイル内容を表示 |
more | ファイルの内容をページごとに表示 | |
less | moreの高機能版 | |
エディタ | emacs | emacs エディタ起動 |
vi | vi エディタ起動 |
コマンドの詳しい説明は、manコマンドにて確認できます。
% man コマンド名
% man ls (Enter)
その他注意事項
フロントエンドノードでは、多くの皆様が快適に利用できるよう、10日以上アイドル状態のログインアカウントは、利用者に通知することなく切断しておりますので、ご注意ください。